グランドセイコーの10振動手巻きメカニカルの歴史を紐解く復刻モデルが登場。45GSは手巻10振動キャリバーである45系を搭載するGSを指示しており、セイコースタイルの原点である44GSが誕生した翌年、このデザインルールに則った4520-8000が1968年11月に発売されました。自動巻きキャリバーは、1968年2月発売の61GSで一足早く10振動化を達成。手巻キャリバーは、5.5振動の44GSから、この45GSに代替わりすることで10振動化を実現。45系からはノンデイトのキャリバー4520、カレンダー付の4522、そして1969年には4580というVFAキャリバーの全部で3つのキャリバーが生まれましたが、1971年にはすべての生産が終了しました。コンパクトだった当時の45GSに比べ径は2.3mm、厚みは1.6mm大きくなり、より現代的なサイズ感を持たせながら、セイコースタイルならではの緊張感のある造形を再現。ダイヤルは当時の45GSに近いカラーを新たに開発して、落ち着きのある雰囲気を再現しています。裏ぶたは、当時はムーブメントを見ることができない仕様でしたが、今回は新しいキャリバー9SA4を堪能できる仕様に進化させました。