オシアナス カシャロを着けてみた

2020.09.14

2020.09.14

オシアナス カシャロ

カシャロを着けてみた

初めてカシャロを見たとき、ゴツいな〜、と思っちゃうんですよ。

でも、実際のスペックとしては、ケース直径48.5ミリ、厚は15.9ミリと、ダイバーウォッチとしてみると決してゴツくないんですよ。

これはきっと、オシアナスというブランド、いや、中でも、マンタシリーズが薄さにこだわっているために私たちが持ってしまった、
「オシアナス=薄い」というイメージやと思います。

カシャロは、ダイバーウォッチなんです。
そう思って評価しないと、マンタとは真逆の価値観なんで、全然間違えてしまいます。

オシアナス カシャロ

ISO規格200m潜水用防水性能を持ちます。
これは、カシオの中では、このカシャロとフロッグマンのみに与えられた性能です。
要するに、本格ダイバーウォッチなんですよ。
セイコーのプロスペックスや、ロレックスのサブマリーナと同じジャンルです。

その辺を理解した上で、再度カシャロを見てみると、こだわり過ぎともいえるディティールに気がつきます。

オシアナス カシャロ

ダイバーベゼルにもサファイアガラスを採用したことで生まれる高級感はさすがです。12時から4時まではブルーの蒸着処理で、オシアナスらしさを継承してますね。
チタン素材なので、めちゃ軽い(127g)。
そして、重心をかなり下に持っていく工夫がされていて、装着した時に、その重さをほとんど感じません。

風防も当然サファイアガラス。そして、デュアルカーブ処理。
風防は、フラットよりも、カーブをつけてドーム状にしたほうが、圧倒的に視認性が高まるんです。
だけど、表面だけドーム状にした場合、横からの視認性が死にます。光の屈折で、文字板が見えなくなるんです。
そこで、裏面も、表面に合わせてドーム状に削る。そうすると、光の屈折がなくなって、横からの視認性も高まるわけです。

オシアナス カシャロ

て、いうのはかんたんやけど、そもそも両面ともフラットなサファイアガラスを、両面ドーム状に削るって、手間半端ないですよね。
サファイアは傷がつきにくい。ってことは、加工も特殊な技術が必要なわけですよ。
ほんま、本格ダイバー作ったるからな、という意気込みを感じます。

オシアナス カシャロ

ディティールといえば、バンド見てください。
すごいたくさんのパーツの組み合わせでひとコマができています。
で、それぞれを、ヘアラインと鏡面仕上げを組み合わせることで、美しい表情を作り出してるんですよね。芸が細かいわ。
で、パーツが細かいということで、装着感も手に入れちゃったってことなんですよね。

本格ダイバーってことで、エクステンション機構もついてます。
これは、普段使いのバンドサイズと、ダイビングする際に、ウエットスーツ着てその上で時計つける場合、サイズちゃいますよね?それを、ワンタッチで修正するで、っていう機能なんですよ。
素潜りちゃいますからね。
ボンベ背負って、水深200mまで潜る本気のダイバーでもつけられる時計ですから!

オシアナス カシャロ

て、ここで、ダイバーウォッチて、ホンマに必要か?論争ですよね。

わかります。
皆さんのおっしゃりたいことはわかりますよ。

潜るか?
って話ですよね。
水深200メートル。

潜りませんよ、私。
素潜りすらしません。
海の中、ちょっと怖いです。

せやけど、ダイバーウオッチがもつ、そのタフさ、スポーティーさ、そして、過酷な環境で働くためのディティールのこだわりって、まんま、ビジネスマンの条件なんですよね。
だからシンパシーを感じるんやと思う。
その思い、パワー、クオリティを相棒として腕につけておきたい。
それが、ダイバーウオッチなんです。

でも、ビジネスシーンでつけようと思ったら、フロッグマンじゃあかんのですわ。
仕事にならん。

オシアナス カシャロ

だから、CASIOさんは、満を辞してカシャロを作ったんですよ。
ビジネスで使えるダイバーウオッチですわ。

ほんと。
よくできてますよね。

チタンを素材として追求し続けたからできるんですよ、この美しさ。
写真だけやったら、ステンレスにしか見えない。
だけどチタンなんです。あの、加工がアホみたいに面倒臭いチタンなんです。間違いなく。
オシアナスで磨き上げた、圧倒的な美しさがあります。

オシアナス カシャロ

機能面では、スマートフォンリンクできて、ダイビングログが記録できる、、、
って、まぁ、潜らんでしょ、実際。正味の話。
本気で潜る人は、コンピューターつけるやろうしな。

当たり前のように、ワールドタイム機能あるんで、スマホで、この国の時間にせぇ!
って指示したら、その時間になります。
あと、デュアルタイムいうて、2カ国の時間を表示できます。左下のダイアルに、もう一つの時間を表示できるので、海外出張の時に、サブダイアルには日本の時間を、みたいなことができますね。
普通にカッコよろしいな。

カシオ G-SHOCK フロッグマン GWF-A1000-1AJF

CASIOのダイバーといえば、フロッグマンなんですよ。ほんま。  これ↑
この時計は、タフで、よくできてる。
最近アナログモデルも初めて発表されて、その進化は止まらへん。

カシャロは、フロッグマンのメタルビジネスバージョンなんです。
そう考えたほうがわかりやすい。

深海を感じながら、そのタフで強靭なスタイルを腕に着ける。
こんな贅沢ありますか??

この度、レビューしたモデルはこちらです。
OCW-P2000-1AJF

オシアナス カシャロ